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誹諧句兄弟　下　晋其角 [撰]

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21.1×15.5㎝

墨付 19丁

【題箋】【誹諧句兄弟下芭蕉撰】

【因みに】早稲田大学図書館蔵本の解説に依ると

句兄弟上、中、下 / 晋其角 [撰]とある。

勿論、出品時には「晋其角」としておいた。

【構成】

上記、早稲田大学図書館蔵本で示すと

上→「句兄弟上」

中→「句兄弟下」←出品本

下→『猿蓑集』この中に「句兄弟追考六格」と言う部分があり、それに10丁ばかり割いている。

【内容】殆どが興行句会に於ける歌仙（三十六句）。

早稲田大学図書館蔵本と、句数のみ比較したが、一ヵ所四句書き忘れた部分があった。～後述～【画像８参照】

句兄弟

（序）章なくて誹諧の云々 1丁表

＊謡物三十六番粛山 1丁裏

＊癸酉八月廿九日の昼亡父葬送の場にて云々（48句） 3丁表

＊東順傳芭蕉稿

老人東順は榎？木氏にしてその祖父は云々 5丁裏

＊行草躰三十四句晋子 6丁裏

＊五月廿八日（32句） 8丁表日

結願の鉦うちならし明渡る晋

《書き忘れた四句》

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車をぬいて卸す材木雫

自無垢の裾をまくらぬ下谷道我

占いひかせはや神子の宿札晋

結構な五器に単（ヒトエ）をかけて置雫

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おほとあふらのしめる吹雨（フリ）我

＊六月八日饗燕（36句） 10丁表

＊壬申十二月廿日即興芭蕉（36句） 11丁裏

＊六月廿四日興行結庵河邊（36句） 13丁表

＊三子庵をとはれける日云々 15丁表

＊七月廿五日於深川栄寿庵嵐雪（36句） 16丁裏

＊八月一か（日）とみのまふけことして即事廿二句 18丁裏～19丁裏

末尾に

俳諧句兄弟終

とあり

【刊期等】不明

早稲田大学図書館蔵本の「上」に

元禄七（1694）甲戌稔の晋其角の自序がある。

※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。

※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。

※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。

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